一度は行きたい!の観光スポット
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前倉トド(通称:山の展望台)
標高約1000mにある展望台です。深田久弥が「鯨の背のようにその厖大な図体を横たえている」と『日本百名山』に記したように、木々の海原に背を出したような雄大な苗場山とⅤ字型の深い中津川渓谷を望むことができます。
かつて秋山郷では家畜の飼料となるクズの葉を採って、町場の村の米や藁と物々交換をしていました。前倉のトドはその交換場所と定められていて道祖神として崇められたスギの大木がありましたが伐採されてしまったため、その跡に石碑(燈六神)が建てられています。
前倉橋
赤いアーチの「前倉橋」は、昔と変わらない断崖絶壁とともに、周りの自然に溶け込むようにかかる赤いアーチの橋。特に紅葉シーズンの景観は絶品で、その優雅な姿は新潟の橋50選に選定されています。
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大瀬の滝
苗場山を水源とする小赤沢川のやや上流にある落差25メートルの滝。苗場山からの水流を集めて流れ落ちる滝はかなりの迫力があります。雪解けの頃は温泉成分を含んでいるせいか、日光が差すと滝壺の色はコバルトブルーに近い神秘的な色となります。
布岩
布岩は、柱状節理(※)の絶壁岩です。新緑や紅葉の季節はさらに美しい眺望になります。11月中旬~5月上旬の降雪期は、道路が閉鎖されていますのでご注意ください。
※柱状節理とは
溶岩が固まって冷えるときに溶岩の体積が縮むために出来た規則的な割れ目(節理)のことで、柱のような形をして、規則的な割れ目があります。
天池
上野原の集落を通過し、オートキャンプ場を過ぎると小さな池、天池が現れます。天池を前にして、後方にそびえる鳥甲山の姿は、「素晴らしい」の一言に尽きます。日の出前や日没前後は絶好の撮影チャンスです。また、紅葉の時期や初冬の頃は、さらに見応えがあります。
見玉不動尊山門
秋山郷の入口見玉にある天台宗のお寺です。本尊不動明王は眼病に特に霊験があり、昔から多くの眼病治癒の逸話が残っています。北方高所の中腹に登る石段70段の上に本堂である不動堂が建ち、石段下の参堂入口に本堂を護持する正宝院と高さ2メートル半の金剛力士の仁王門を構えています。
津南見玉公園
津南見玉公園は、見玉集落の大久保地区と呼ばれる場所にあります。見玉集落の有志の方が、数十年前まで田んぼや林であった場所から木を伐り、草を刈って整備をはじめたことによって、中津川の対岸にある通称石落しと呼ばれる柱状節理(絶壁)を望むことができる公園へと変わりました。